どうも、元海外バイヤーのKei(@gmnyc_k)です。
DMでよく偽物についての問い合わせがあったので「オンラインで格安レアスニーカーは全部偽物?流通の裏側と実例紹介」の記事で人気スニーカーの偽物がどのように作られているか紹介しましたが、自分のフォロワーさんのSfp_kmさん(@Sfp_km)が多くの方が利用しているヤフオクやメルカリで販売している偽物について詳しくまとめられていたので、許可のもと、コラボ企画として偽物についてまとめさせていただきました。
オンラインで格安レアスニーカーは全部偽物?流通の裏側と実例紹介
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関連記事を読むSupreme x Nike Air Max 98の真贋比較。
— Sfp_km (@Sfp_km) 2018年1月4日
正直全体像ではぱっと見ではほぼ大差無く、正規品を所持していない方だと分かりづらいかと。唯一ヒール部分の丸みやパターンに違和感があり、ヒールタブの文字の字体が異なる位。蛇柄も若干濃い。
画像1.3枚目は偽物。
黒タグは後ほど記載。 pic.twitter.com/wU1BXCm3E6
例えば日本でも人気のSupremeが過去に発売したSupreme x Nike Air Max 98の比較画像。自分も手元に持っていないので転売ヤーから「これだよ」と渡されてもわからない可能性が高い。
いやぁ、ハックさんの仰った通り、海外の蛇柄のプレ値ヤバイな…
— Sfp_km (@Sfp_km) 2018年1月3日
現状出てるのでAランク程度だけど、今業者が作った最新版は本当にわからん…
ぱっと見はほぼ同じ。
黒タグなど細かな点は業者の返答待ち。
慣れない外国語で聞くのは疲れる。
若干字の太さとかが違う? pic.twitter.com/kcmY4Nooxo
レシートや箱などの違いがあればいいけど、Sfp_kmさんのツイートを見る限りAランクでこれなら最高ランクのSランク(SSまである場合もあり)なら全くわからないのではないでしょうか?
Air More Uptempo Doernbecherのフェイクはめちゃくちゃ精巧なのでぱっと見ではほぼほぼわからず。
— Sfp_km (@Sfp_km) 2017年12月29日
若干BPMの間の間隔や、踵のパーツの丸みが若干違うくらいしか違和感無し。
そもそもドーレンベッカーの偽物を作ること自体が非人道的な気も…。 pic.twitter.com/M6mVQRdYDa
正直Air More Uptempo Doernbecherの偽物までも作られていると知った時はビックリしました。
Nike Dunk SB "Pigeon"の真贋比較。
— Sfp_km (@Sfp_km) 2018年1月15日
まだ本格的な流通段階ではないみたいで参考画像がほとんどないのですが、鳩のマークだけぱっと見で唯一参考になるので載せておきます。
縫いの雑さとお尻の部分や脚の刺繍も違和感。
色味等は画像加工されているので触れません。
⇦偽物 本物⇨ pic.twitter.com/gj8vWZS3Em
上の写真のようにパッと見で偽物とわかるものだったらいいのですが、最近の偽物のスニーカーを作る工場の質もかなり上がっていると見られます。
最近では、スコアジャパンに加え、株式会社ジージェイネットワークスという会社が中国から日本へ輸入の代理をしています。
— Sfp_km (@Sfp_km) 2017年12月30日
今年半ばから数が増えてきた形です。
スコアジャパンじゃないからといって安心してしまうと被害に遭う可能性があるので注意してください。 pic.twitter.com/c5WwpElW5z
最近ではスコアジャパンに加え、株式会社ジージェイネットワークスという会社も日本へ輸入の代理をしています。どのように中国からの偽物商品がヤフオクやフリマアプリに流通するかというと、
有名なアカウント様のRTのおかげで沢山の方の目に留まり、お読み頂いており嬉しいです。1人でも被害に合う方が減れば、との思いから下手なりに纏めました。
— Sfp_km (@Sfp_km) 2017年11月13日
参考画像、追記します。
文中での偽物の紙袋、ビニール、タグ、レシートです。 pic.twitter.com/QLXPlLQkG1
次に到着した偽物のスニーカーを確認すると無機質で不透明な白のビニール袋に商品がそのままで、緩衝材無しで届く場合が多く、商品はもちろんですが、それに加えてナイキやアディダスなどのシューズボックス程度の紙袋が入っています。
また怪しい出品者はスニーカーで言うと26.5cmを出品している傾向が高く、また画像の最後にLINEのQRコードを載せていたり、希望のサイズも用意可能という人は限りなく黒に近いです。なので、フリマアプリでの購入の際は、安価だからという理由で即決せず、しっかりと質問をして納得してから購入をしましょう。
フォロワーさんから頂いた、Supremeの鞄の偽物に付属していた店舗購入レシートの偽造品です。
— Sfp_km (@Sfp_km) 2017年12月30日
文面そのものは日本語がおかしな点など無いですが、そもそもの字体が慣れている方が見れば違和感が凄いのですぐにわかるかと。
店舗購入レシートあり、が信用出来ない時代。
⇦偽物 本物⇨ pic.twitter.com/uAzuNixwzZ
これも最近よくある「偽物のレシート」です。
この偽物レシートもSupremeの店舗で買い物をしたことない人からしたら信じてしまう可能性も高いですし、このようなレベルの低い偽物レシートとは違う、先ほど紹介したような見分けがつかないレベルの偽物レシートもあります。
参考までに、この偽物のレシートは主に2種類あり、
POSは「Point Of Sales」という英語の頭文字を取ったものです。日本語では「販売時点情報管理」と訳されています。POSレジとは、お客様と金銭のやりとりをした時点での販売情報を管理するシステムを搭載したレジなのです。
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これら2種類とも香港ドル決済となっていますが、どちらも偽物です。
以前にも呟きましたが、中国人は頭が良く行動力も速いのですぐにアップデート版を作ります。
— Sfp_km (@Sfp_km) 2018年1月20日
フェイクエデュケーションのチェックポイントも全て満たした最新版画像です。 pic.twitter.com/fhG6L2majw
こちらはもうクオリティに関する話はいくらあげてもキリがないので例を1つだけ紹介します。
もし「あ!これ偽物だね!」といまはわかっても、偽物が出回った後フェイクエデュケーションの真贋比較がアップロードされ、後日それを100パーすり抜けるアップデート版がすぐに作られているのが今の流れなので、どんどん本物と偽物を見極めるのが難しくなっていきます。
なので「フェイクエデュケーションで目を鍛えてるから大丈夫!」と言っても、その自分の目が信用できない世の中になりつつあります。
ほんとセカストってアウトなの多いよね…。 pic.twitter.com/SldpzyI8WB
— Sfp_km (@Sfp_km) 2018年1月18日
実際に本で何店舗も構える中古ブランドを販売している店でも本物として販売されている場合もあります。これはこの会社だけの話ではなく、偽物のクオリティーが高くて鑑定士も見分けれない場合もあります。
※この記事は2019/01/18に公開した情報になります。
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